夏は、虫網や虫かごをもって、セミなどの虫取りをするお子さんも多いと思います。現在5歳の我が子は、セミの抜け殻探しが大好きです(^^)
セミの抜け殻は日中たくさん見ることができますが、セミの幼虫は、夕方ごろ土の中から地面に出てきて、夜に脱皮(羽化)することが多いため、なかなか脱皮(羽化)する様子を見られる機会って、少ないですよね。
今回、昼間にたまたまセミが脱皮(羽化)する様子を見ることが出来ました。その神秘的な様子を一部写真に収めましたので、ご紹介します。(虫の写真が苦手なママさんはスルーしてくださいね(笑)
セミが脱皮(羽化)する様子を子供と見た話をまとめました
セミの脱皮(羽化)する様子
セミが殻から出てきた瞬間は見逃してしまいましたが…
こちらは、セミが殻から出てきて、逆さになっている状態です。白い糸のようなものでつながっていました。白い糸は、あとで調べてみると気管の抜け殻だそうで、呼吸するための大切な管でした。
その後、起き上がる瞬間も見逃してしまいましたが(^^;…
こちらは全身が殻から出て、殻にぶら下がっている状態です。
羽根がだんだん伸びてきました。
完全に羽根が伸びました。透き通った緑が美しいですね。
徐々に羽根の模様が出てきて、色が変わっていきます。
上の写真から、20分後ぐらい。羽根が少しずつ少しずつ茶色に…
さらに何十分も経ち、羽根の模様もしっかり出てきて、かなり茶色になりました。
さらに何十分も経ち、身体も羽根もしっかりして、いつ飛び立っても大丈夫そうな様子。
残念ながら最後は時間がなくて、飛び立つ瞬間は見られませんでしたが、
なんと、セミが殻を抜け出してから上記の写真になるまでかかった時間は、5時間ぐらい!
最初は興味津々で見ていた我が子も、途中から飽きてました(^^;
途中席を外したりして見逃した瞬間などもありましたが、セミが脱皮(羽化)する貴重な様子を、子供と見守られたのはよかったです。
セミの豆知識
セミについて、「学研キッズネット」の「セミについて調べちゃおう」で調べてました。これで、子供に訊かれても大丈夫!?
どんなセミがいる?
日本でよく見られるセミたち
・アブラゼミは、日本では最も広い地域で見られるセミだ。沖縄を除く各地で、7〜10月に現れる。「ジージリジリ…」と鳴く。
・「ツクツクオーシ、ツクツクオーシ」と鳴くツクツクボウシは、7〜9月に現れる。
・ミンミンゼミは「ミーン、ミーン」と鳴き、8〜9月に現れる。
・クマゼミは、大きなもので全長7cmにもなる、日本で一番大きなセミだ。東京より西の本州や、四国、九州、沖縄にいて、7〜9月に、「シャア、シャア」と鳴くよ。
ちなみに、今回我が家が見たセミは、調べてみるとアブラゼミでした。
おすもめすも鳴く?何のために鳴く?
おすが鳴くのはめすを呼ぶため
どの種類のセミでも、鳴くのはおすだけだ。でも、鳴くと言っても、口から声を出しているわけではなく、本当は、腹で音を出しているよ。
(中略)
セミのおすが鳴くのは、けっこん相手としてめすを呼びよせるためだ。めすは、鳴き声の気に入ったおすがいると、けっこんして、木の幹や枝などに卵を産みつける。
セミってみんなが鳴いているような印象でしたが、おすだけなんですね。
セミはいつ鳴く?
種類によって、鳴く時間帯がちがう
(中略)
鳴き声をよく聞くと、種類によって鳴く時間帯がちがうことがわかるはずだよ。たとえば、クマゼミは午前中に、アブラゼミは午後、ヒグラシは夕方に鳴く。鳴く時間にちがいがあるのは、気温や湿度などが関係しているといわれているよ。
「カナカナカナ…」と夕方に響くヒグラシの音って、なんだか寂寥感がありますよね…
セミの一生は?
セミは、成虫の時期より幼虫の時期が長い
(中略)アブラゼミの一生を例にしてみよう。
・アブラゼミは、7〜8月に、木の幹や枝などに開けた穴に卵を産む。
・卵は、長さ2.2mmほどの細長い形で、ひとつの穴に5〜10個の卵を産みつける。
・卵は、そのまま冬をこして、翌年の6月ころにふ化する。
・ふ化した幼虫は、土の中にもぐり、木の根から養分を吸って成長する。
・幼虫は、土の中で半年から1年ごとにだっ皮をくり返して、しだいに大きくなり、卵から7年目に地上に出る。
・地上に出た幼虫は、木の枝や葉の裏などで羽化をして成虫になる。
・成虫になったセミは、約1〜2週間しか生きることができない。成虫の時期に比べて、幼虫の時期がずっと長いんだね。
セミの幼虫は、なんと土の中で約7年!そして成虫後は1~2週間だけの命…。初めて知ったときはとても驚きました。
「学研キッズネット」とは
今回調べていて初めて知った「学研キッズネット」というサイト。
学研グループの株式会社学研プラスが運営している、小・中学生のためのWebサイトで、その情報量が豊富でビックリ!親も勉強になります。子供がもう少し大きくなったら、親子で活用できそうです。
『学研キッズネット』 は、1996年のオープン以来、学研の子ども向け雑誌や書籍の編集ノウハウを活かしながら、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。特に夏休みの自由研究プロジェクトは大人気で、現代の小・中学生にとって欠かせないサイトです。
引用:学研プラスホームページ
「夏休みの自由研究プロジェクト」は夏休みの自由研究にまさに便利で役立ちそう!自分の子供の頃にこんなサイトがあったら、どんなに助かったことか(笑)
ちなみに、セミの脱皮(羽化)の観察も自由研究の題材にいいですね。
最後に
セミの脱皮(羽化)を見た日の夜、5歳の我が子が、「セミさん無事に飛び立てたかな…」と心配していました。普段見られないセミの様子。命の凄さ、美しさ…何かを感じ取ってくれたら嬉しいです。
私自身は、セミの脱皮(羽化)を見たのは小学生の時以来、今回で二度目でした。これで最後かも…と思い、じっくり見ました(笑)
昆虫図鑑も欲しくなりますね。
お読み頂き、ありがとうございました。