電車やバスが大好きな我が子が、2~3歳代にかけてよく読んだ乗り物絵本5冊をご紹介します。
乗り物絵本~我が子が2、3歳代でよく読んだおススメ5選
「しゅっぱつしんこう!」(福音館書店)
大きな駅から特急列車に乗り、山の麓の駅で急行列車に、そして普通列車に乗りかえて山間の小さな駅に着くまでを、目に映るままに克明に描いた乗物の絵本。
引用:福音館書店公式サイト
お母さんとみよちゃんが、特急列車→急行列車→普通列車と乗り継いで、おじいさんに会いにいくお話です。
福音館書店公式サイトによると、初版年月日が1984年11月22日となっています。30年以上も愛されている絵本だけあって、文章も内容もとてもシンプルで読みやすいです。
「しゅっぱつしんこう!」というフレーズが所々出てくるのですが、子供も一緒に嬉しそうに声に出して読んでいました。
また、物語に出てきた特急列車は表紙に、急行列車と普通列車は裏表紙に描かれています。我が子は、読み終わったあとに背表紙側を見開きにして、「この列車が好き」とか「これに乗ってみたい」など表紙と裏表紙の絵も楽しみました。
現代では珍しくなった有人改札があったり、絵の雰囲気や風景もどこか懐かしく、親としても子供の頃を思い出させてくれる絵本です。
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「でんしゃにのったよ」(福音館書店)
電車好きの男の子が、お母さんと東京のいとこの家に行くことになりました。ローカル線から新幹線に乗り継いで、電車の旅を楽しみます。(後略)
引用:福音館書店公式サイト
主人公の男の子「ぼく」が、お母さんとローカル電車2つと新幹線を乗り継いで、いとこに会いにいくお話です。
運転手さんの近くに座る場面、ホームで急いで乗り換える場面、鉄橋を渡る場面、駅の構内でお弁当を買う場面、新幹線がホームに入ってくる場面、どれも「ある!ある!」と思わせるリアルな場面や風景がたくさん。
我が子は特に新幹線がスピードをあげて走っている場面が好きで、絵本を横にビュン!と動かしながら読んであげると大喜びでした。
子供と電車や新幹線に乗った時には、この絵本と同じ場面に数多く出会うことができ、子供も毎回嬉しそうでした。
この絵本は、男の子を持つお友達からのプレゼントで頂きました。「とてもステキな絵本で、子供との思い出と重なってグッとくるよ」と。本当にその通りでした。子供も私もお気に入りの大切な一冊です。
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「ピン・ポン・バス」(偕成社)
駅前を出発したバスは、いろんな停留所でピンポンとなって止まります。少し田舎町ののどかなバスの旅。楽しいのりもの絵本!
引用:偕成社公式サイト
駅前のバス停から、いろいろな人を乗せたり降ろしたりして、バスが終点まで走っていく様子が描かれた絵本です。
停留所ごとに出てくる「ピンポン。○○で、とまります。」というフレーズが毎回読んでいて楽しく、バスに乗っている気分になります。
バス以外にも、ショベルカーや電車、パトカー、郵便車、救急車、ミキサー車なども登場し、乗り物好きには嬉しい内容です。
また、席をゆずる場面や、揺れで飛び出た荷物をみんなで拾ってあげる場面、周りの人が忘れ物に気づいてあげる場面など、文章にはなっていない様子もいろいろと描かれていて、子供と一緒に想像しながら楽しめます。
ほのぼのとした絵と、運転手や乗客の心温まる優しいやりとりがとてもステキで、穏やかな気持ちにさせてくれる絵本です。
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「うみへいく ピン・ポン・バス」(偕成社)
駅前を出発したバスは、ピンポンとなるたびに止まります。海へ向かって走る、さわやかなバスの旅。『ピン・ポン・バス』の続編。
引用:偕成社公式サイト
こちらは上記の「ピン・ポン・バス」の続編で、バスが駅前を出発して、終点の海まで走っていく様子を描いた絵本です。
前作では運転手と乗客の交流が多い内容でしたが、今作では踏切待ちの場面、消防署を通過する場面、工事中の道路を通る場面、暗いトンネルを通過する場面、海辺の道を走る場面など、バスが海に着くまでに出会う、様々な光景を楽しめる内容になっていると思います。
前作同様ミキサー車やショベルカー、パトカー、電車などが登場するほか、はしご車やゴミ収集車、カーキャリアなども登場します。
また、乗客や周りの人々の様子の描写も盛りだくさんで、毎回新しい発見があります。
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「ほしぞらでんしゃ りゅうせいごう」(視覚デザイン研究所)
待望の、のりものえほんシリーズ第7弾!
けんたたちは、寝台特急りゅうせいごうで
電車にお泊まりの旅。車両はどうなってるの?
食堂車では、みんな、何を食べてるの?
星空には寝台列車が大集合。隠し絵は星座だよ。
裏表紙には登場する電車の一覧があります。
こちらは、寝台特急に乗ってお泊りしながら旅をするお話の絵本です。
文章は短いですが、「シュシュ ポォー」「カンカンカン」などの音や、「ヒャッホー」「オーライオーライ」など登場人物が発した言葉などがいっぱい書かれていて、それらを読むのも楽しいです。また、細かい描写も満載で、とても見応えがあります。
また、お月さまや星が輝く夜に走る電車の様子や、普段なかなかお目にかかれない食堂車やベッドなどの寝台列車の様子が楽しく、我が子は興味深々でした。
いつか子供と一緒に寝台列車に乗ってみたくなります。
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最後に
2~3歳代にかけて繰り返し何度も読んだ乗り物絵本5冊をご紹介しました。どの絵本もお気に入りで、4歳の今も楽しんでいます。今後ひとりで読めるようになってからも、楽しめると思います。
どれも、乗り物好きなお子さんにおススメしたい絵本です。
絵本選びのご参考になれば嬉しいです。
お読み頂き、ありがとうございました。